決算概要
2017年と2018年の通年比較では、CapitaMall Anzhenの売却益の剥落により、総収入はやや減、純利益と営業キャッシュフローは減益となっています。しかしながら、広州のRock Squareの取得により、分配可能利益は増加、1株あたり分配金も10.10セントから10.22セントに増加しています。また、総資産と総負債(借入金)が大幅に増え、1口あたりNAVは1.59から1.54に下がっています。
2017年4Qと2018年4Qの四半期比較では、総収入はやや増、純利益は物件の評価益で大幅増、分配可能利益と配当は増加です。
また、CapitaLand Retail China Trustは、内モンゴルのフフホト市にあるCapitaMall Saihanを売却して、同じくフフホト市のYuquan Mallを取得するというニュースリリースを発表しています。取得するYuquan Mallは2020年下期にオープン予定で、同じタイミングでCapitaMall Saihanの譲渡を行う契約になっており、業績への影響に配慮しています。
投資判断
特に問題ない決算だと思います。1口あたりNAVが下がっていますが、より成長性の見込まれる新しい物件への入れ替えということなので今後に期待ができます。ショッピングセンター自体の売上と客足も好調のようです。引き続きHOLDです。
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