決算概要
利息収入(Total interest income)は増加、利息利益(Net interest income)は微減です。2018年4Qに発生した金利スワップの未実現損失などにより、純利益(Net income/loss available/related to common stockholders)はわずかにマイナスです。実現損益・未実現損益・PAAを除いた1株あたりのコア利益は、配当金と同水準が続いています。発行済株式数は、MTGE Investmentの買収により、20%ほど増えています。
PAA(Premium Amortization Adjustment)というのは、長期の繰上返済比率の推定値の変化を表すプレミアム償却の構成要素なんだそうです。よくわかりませんが、繰上返済を心配する状況ではないので、PAAを除いた値を参照しようと思います。
PAAを除いた平均利回り(Average yield on interest earning assets)と金利コスト(Average cost of interest bearing liabilities)がともに上昇傾向にあります。純利息スプレッド(net interest spread)も縮小しているように見えます。
下図は、ここ3年の四半期ごとの平均利回り・平均金利コスト・純利息スプレッドの推移です。確かに、ここ最近の金利の上昇に伴い、スプレッドは、やや縮小しているようです。PAAを除いた値の方が傾向がわかりやすいですね。金利がどんどん上昇していくと、更にスプレッドが縮小していくのでしょう。
配当は四半期ごとに0.3ドルが続いています。2019年2月15日終値の10.19ドルで計算すると、Annary Capitalの配当利回りは11.7%になります。
投資判断
この銘柄は、金利の動向次第です。今後金利がどんどん上がっていくことはないと考えていますので、このままHOLDです。
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